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「千年に一度の夜」
今 街は妙に平べったくて 丁度後ろ向きの人の背中の形によく似ている おやまた君泣いちゃたの？ 可哀想だよ いつも何か悩んでばっかりいるんーだもの ああー、いい週末を、 ああー、君に ねぇ夜は不思議だよ ほら、本棚の図鑑の中から ぬくぬく伸びてくゴムの木やゼラニウム 君一体どうしちゃたの？ 窓の外見て何かおびえている ぼくには何にも見えないよ ああー、いい週末を、 ああー、君に 千年に一度の夜 火星が地球にちょっと近づく夜、 君よ 泣き疲れてこのまま朝まで、 ぐっすりと寝てしまえばいいね

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