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「教室」                 

ぼくは立っていた教室のそと、日のさす廊下
水の入ったバケツを両手にさげて
教室のそと、日のさす廊下
雲が流れて、影がグランドを走る
ぼくは目を細めてじっと見ていた
じっと見ていた、じっと見ていた
教室のそとでぼくは学んでいた
学んでいた、何かを学んでいたんだ
すべて君と出会うその日のために
すべては君と出会うその日のために

ぼくは見つめてた真冬の夜空を
100年に一度の流星群のくるその方角を
星座を横切る流星の数を10まで数えて、でも(すぐに)数えるのをやめたんだ
ぼくはその時たしかに宇宙の中にいた
身体のそこからぼくは震えていた
震えながらぼくは学んでいた
学んでいた、何かを学んでいたんだ
すべて君と出会うその日のために
すべては君と出会うその日のために

春が過ぎて、夏が過ぎて、秋が過ぎてくように冬も去って
何をしてた、何をしてた
ぼくは何をしてた、何をしてきた
振り返って、また(もう一度)振り返って
一回転して前を向いて
明日、明後日、弥の明後日
前を向いて、前を向いて

ぼくは旅に出よう、海を越えて、空をゆこう
旅と旅のあいだに、旅に出て旅先にいよう
氷河を下って、オーロラを浴びよう
蜃気楼を抜けて、十字星の真下へ
村、町、大都市、廃墟、砂漠、サバンナ、ジャングル
村、町、大都市、廃墟、砂漠、サバンナ、ジャングル
どこへでも行こう、どこまでも行こう
そしてぼくは学ぶよ、ぼくは学ぶよ
ぼくは学ぶよ、ぼくは学ぶよ
すべて君と出会うその日のために
すべては君と出会うその日のために

ぼくは学ぶよ
学ぶよ
ぼくは学ぶよ、ぼくは学ぶよ
ぼくは学ぶよ、学ぶよ、学ぶよ
ぼくは学ぶよ、ぼくは学ぶよ
もっともっと学ぶよ、学ぶよ、学ぶよ
すべて君と出会うその日のために
すべては君と出会うその日のために

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